今回は初めてのお姉ちゃんネタです。
2016年2月こうちゃんのお姉ちゃんの通う小学校の人権作文でお姉ちゃんが学校代表に選ばれて地域の会館で発表会がありました。
こうちゃんは退院後のため見学に行けませんでしたが、パパとママそして祖母で行きました。
お姉ちゃんの順番になったときから隣に座ったママはハンカチ片手に既にウルウル状態。パパは動画撮影していたが緊張感が伝わってきてブルブル手が震える状態で動画ブレブレでした。
とても良い作文なので全文掲載したいと思います。
「私の弟」 ○○小学校 ○年○組 ○○○○
私の弟は、生まれつき難しい病気で、小学校一年生ですが、座ったり、立ったり、歩いたりすることができません。
弟は、首はすわっていますが、ほとんど寝たきりで、起き上がることができません。自分でできることが増えるよう、特別支援学校に通っています。弟のペースに合わせて支度をしていると、どうしても時間がかかります。だから、バスではなく、お母さんが送り迎えをしています。目も悪く、喘息の病気もあります。七歳になりましたが、体重は十キロで、九十センチから百センチの洋服を着ているので、見かけは、まだ一歳ぐらいの感じです。
弟のことで我慢しなければいけないときがあります。わたしが保育園の時には、赤ちゃんだった弟は、とても手がかかったそうで、わたしのお迎えが遅くなることがよくあり、待っているのが嫌でした。
わたしが四年生の三月には、弟が入院し、一人で待っていなければいけないことがありました。でも、待つことがそんなに嫌ではありませんでした。保育園の時より、成長できたかなと思います。
弟は、ディズニーランドやスキーなど、出かけたくても、なかなか出かけることができません。だから、毎年一回だけみんなで旅行に行くことにしていて、それがとても楽しみです。今年は、那須に行ってきました。わたしはトリックアートや牧場が楽しかったです。でも、弟は、牧場は車いすで移動するので、ガタガタして嫌そうでした。
弟は立ったり、歩いたりできないけれど、かわいくて、わたしは大好きです。わたしが「いないいないばあ」や抱っこをして動かしてやると、声を立てて笑うのでかわいいです。耳がいいので音に敏感で、いろんな音を聞いて、喜んだり、おどろいたりする表情もかわいいです。
わたしは、最近、弟の面倒が見られるようになってきました。首はすわっていますが立つと危ないので、わたしは、すわったままですが、弟を抱っこできるようになりました。ご飯もたべさせられるようになりました。弟はなんでも食べられますが、固い物は小さく切るようにして気を付けてあげています。リハビリの先生が作ってくれた弟専用のバギーを出したり、しまったりもできるようになりました。喘息の時、吸入もしてあげることができます。
去年、弟は、熊谷の施設に週二回、保育園のように通いました。そこの先生が、弟のことを家族のようにかわいがってくれました。わたしは、その様子を見て、とてもうれしくなりました。
その時のように、まわりの人が、弟のことをかわいいと言ってくれるとうれしいです。
わたしは、これからも、弟の面倒をたくさんみて、弟を助けてあげたいです。終
・・・いやあ感動してしまいました。事前に内容を教えてもらってなかったので会場ではじめて聞きました。
発表者のみなさん素晴らしかったですが、発表者のなかでいちばんゆっくりていねいに話しができたと思います。
会場の拍手も一番大きかった気がします(←親バカです)
娘には小さい頃から、こうちゃんのお世話が大変でなかなか時間を作れなかった気がします。娘が小学校何年生の時か忘れましたが、娘に、私は保育園ではなく幼稚園に行きたかったと言われてショックを受けた記憶があります。
当時はこうちゃんにこの先どの位、育児等に時間がとられるかわからなかったため、娘の意見は聞かず、時間的に長時間預かってもらえる保育園に決定してしまった経緯があります。
小さい子供なりにいろいろ考えがあり、意見を聞いてあげることができなっかた当時の選択には後悔があります。ごめんね。
でも、この作文を聞いて、娘がすごい成長したなあと思いました。そしてこうちゃんの面倒も本当によく見てくれて、とてもやさしい子です。
これから思春期となりパパとは微妙な関係になってしまうのかなあ?
ハァ・・・