2015年12月30日

あー今年もいろいろなことがあったなあ。あと2日だからもうなにもないだろうと家族みんながそう思っていたでしょう。

こうちゃんの体調もいいので家族みんなで某ショッピングモールへ買い物へ行きました。終始ごきげんでした。

そして帰りの車でこうちゃんが咳をしはじめました。いやな予感...

そして次の日、そんなには咳はひどくなく大丈夫かなあ位のレベルでしたが、

なんとな~く今年はすでに4回入院しているので、この後悪化するのではという思いがあり、念のため病院へ連れていきました。

そしていつも通り検査をしたらなんとRSウイルスに感染しているとのことで、そのまま大晦日入院となりました。

今回は喘息というよりRSウイルスが悪さをしているとのことです。まあ対処が早かったので入院してもそんなに長くはならないだろうと思っていました。

新年は病院で...最悪です。

こうちゃんの容体は日に日に悪化していきました。

咳がぜんぜん止まりませんし呼吸がとても苦しそうです。
常時吸入に切り替えました
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しかし回復せず、1月4日に主治医から今回はRSウイルスの恐ろしい部分がものすごくでているとのことです。健常な人なら風邪程度の症状ですがこうちゃんみたいな子は重症化しやすいとのことです。呼吸も陥没呼吸になっているとのことで主治医の判断で呼吸を管理する病室へ移動するとのことです。
この日はママの体調が悪くパパ一人でお見舞いに来ていました。
ちょー不安でした。
病室移動後は肺炎で入院したときに使ったバイパップを使用してみて30分様子を見て変化がなければ、気管挿管して人口呼吸に切り替えるとのことです。

えーマジか...
そうなに状態が悪いのか?

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バイパップでも変化なく気管挿管となりました

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気管挿管後は管を抜かないように鎮静剤で10日間位眠らせるそうです。

ママと祖父母も心配でやってきました。
ママは入院してから悪化したことや、2、3日前から呼吸が苦しそうなのに病院側が適切な処置をしてくれなかったことへの怒りで号泣してました。

とりあえずしばらくは鎮静剤により眠らせているので家族でやることはないので、一度心を落ち着かせるため帰宅しようということになりました。

帰宅後就寝するがパパはこうちゃんが気になって気になって眠れず、深夜に病院へ行きました。

病院到着して病室へ入り体中が機器でつながれているこうちゃんを見るとなんともいえない気持ちになりました。もちろん声をかけても反応はありません。機械音だけが病室に響きます。

夜担当の看護師さんとお話しをして、ずっと寝たままなので2時間おきに体位変換をするとのことです。あと右足だけは唯一なにも機器に繫がれていないので触ってもいいですよと言ってくれました。この看護師さんとても良い方でいろいろ説明もしてくれました。体位変換等の処置もさすがプロフェッショナルと思いました。

右足を触るとあったかかったなあ。なんか単純なあたたかさではなく、情熱的なあたたかさを感じたような...親父!俺はまだちゃんと生きてるぞ!まだ死なないぞ!まだやりたいことがたくさんあるんだ!と言っているかは知らないけれど、そんなような感覚がビンビン伝わってきました。

こうちゃんの大変な姿を見てパパは父親として障害を持つ我が子のことが本当にわかっているのか。本当に寄り添っているのか。今まで現実逃避してきたのではないのか。大変なことはすべてママ任せだったのではないのか。そう自問してしまいました。

もし願いが叶うならば本気で病気を変わってあげたいとはじめて思いました。

とにかく早く治ってほしいと思いながらうつらうつら朝まで過ごしました。

そして願いが叶いました(笑) パパダウン

調子が悪く病院で検査し見事にRSウイルスうっすら陽性でした。パパもこれから一週間こうちゃんに会えませんでした(涙) 年始からの仕事も休みみなさんにご迷惑をお掛けしました。

約一週間後久しぶりに病院へ行きました。こうちゃんの鎮静剤が切れてきて少し目を開けてます。
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よくがんばったね。あと少しではずすよ。
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管がはずされて少しすっきり。まだ薬の影響で眠たいです。


約1ヶ月で無事退院となりました。
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やっぱりこうちゃんには笑顔が一番で~す。